②原発も国の政策に従うだけ

糸島市は「住んでみたいまち」のアンケート調査で福岡県一になりました。
しかし、住んでみると「そうでもなかったまち」の一番でもあります。なぜなのか。月形市政が国や県の政策に従うだけで、住民の声が行政に届かず住民の願いが市政に反映されないことを市民が実感しているからです。

原発の再稼働で国が示す安全の根拠を国民の多くが疑っています。国は戦時の大本営発表の様に「安全基準をクリアした」「安全だ」と繰り返し再稼働を進めていますが、それならばなぜ大規模で細かな避難計画が策定され、避難訓練まで行われるのでしょうか。なお安全が担保されていないことを自ら証明している様なものです。

糸島でそのような避難が実際に行われる時は、動かされる玄海原発3号機の重大事故ということになります。プルトニウムを混ぜたとくに毒性の高い核燃料を使いますから、まき散らされれば半減期が実に2万4,000年の放射能で汚染されることになります。避難区域は600キロに及び、糸島市民は一瞬にして故郷を失い二度と帰ることは出来ないでしょう。

私は以前風船プロジェクトに2年間参加し玄海原発に隣接する土地から千個の風船にメッセージを付けて飛ばす実験をしましたが、糸島上空に達した時間はわずか30分後。一番遠くに届いた場所は、やはり約600キロの和歌山県でした。これほどの危険に目をつぶり国の方針だからと言って再稼働を認める市長を糸島市民10万人余の代表にして良いものでしょうか。

いわなが 数昭