⑦砂に水をまく人口増政策

糸島市長選挙の中、月形候補は減り続ける市の人口が増加に転じたことを指摘して市政4年は「間違ってなかったと確信した」と述べたことが新聞に報道されました。その発言で、なぜ月形市政ではダメなのか、にまた取り上げます。

体験したことがない急激な人口の減少時代を日本は今、迎えようとしています。数十年で数千万人の規模です。1億2千万人の人口が8千万人台になるわけです。10万人都市の糸島も8万人台になると予測されています。

九州で唯一人口が膨らみ続けた福岡市も外国人移住者の増加を差し引くと既にわずかながら減少に転じているとされます。そんな中で糸島市の人口を市長就任時から845人増やした、4年間の成果だと自慢されても困ります。糸島の人口はいずれ必ず減り始めるからです。

福岡市に通勤する人を増やし企業誘致で人を増やす政策は結局、糸島を福岡の近郊都市にする政策で、糸島ブランドを産み出す財産の切り売りでしかありません。同じように人口増をめざす福岡市の足を引っ張るし、砂漠に水をまく様な政策です。

何をすれば良いのか。それは、人口が減っても糸島市民が豊かに楽しく暮らせる、その様な未来を計画し、それに向けて着実に予算を投入していくことです。産直市場「伊都菜彩」を産み出したこだわりの農産物、それを出荷する小さな農家千数百戸を支え後押しする政策です。

首都圏のデパートに「伊都菜彩」の産直まつりを売り込むことも良い宣伝ですが、それを成果と自慢する前に「伊都菜彩」が、農家の高齢化と後継者がいない悩みを抱えていることへの対策、年に一ケタ程度の新規就農しかない現状の解決策に取り組むことが大事ではないでしょうか。

いわなが 数昭